あまり見る機会はないかもしれませんが、ご存じかと思います。
では、戸籍の『附票(ふひょう)』はご存じですか?
戸籍の附票ってなんだろう?
国語辞典には、「荷物などにつけた札」と説明されていますが、
戸籍の附票とは、戸籍に入っている人の住所の履歴を示すものです。
住所のことなら、住民票でいいのでは?と思われるかもしれません。
現在の住所を示すためなら、住民票でOKです。
取りに行くのも、住んでいる自治体の役場に行けばいいですしね。
ひとつ前の住所のことも、住民票でOKです。
前住所の記載のあるものを出してもらえます。
しかし、何度も引っ越しをされていると、住民票では証明できませんので、
そんなときは、戸籍の附票の出番です!
市区町村をまたいだ住所移動をくり返した場合でも、本籍地を移動しなければ、
ひとつの戸籍の附票にすべての住所が記録されることになります。
住民票や戸籍の附票の保存期間は、住所や本籍地を異動してから5年。
住民票は取れなくても、本籍地が変わってなければ戸籍の附票を取ることができます。
ただ、戸籍の附票は、本籍地で取らなければなりませんので、現住所と本籍地が違う方は郵送でお取り寄せすることになり、ちょっと手間かもしれません。
こんなときに「戸籍の附票」を使います!
不動産の登記手続きでは、
- 所有者の住所の変更の登記(所有権登記名義人住所変更登記)
→所有者の住所の変遷を示すため - 相続による名義変更登記(相続登記)
→「登記簿」に記録された被相続人(亡くなられた所有者)と、「戸籍」に載っている方が同一人物であることを示すため
に使用します。
さいごに...
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