それにあった「相続財産の内訳」のデータを使ってつくったのが、この円グラフです。
見てお分かりのように、半分が「不動産」です。
不動産は、預貯金と違って、「分けにくく、スグには売れない」ので、トラブルのもとになりかねません。
遺産の分け方には、一般的に3通りあります。
(1)売ってお金に変えて分ける=「換価分割」
(2)相続する人が、ほかの(相続する財産が少ない)相続人に現金を渡す=「代償分割」
(3)遺産分けをせず、相続人全員で「共有」
このうち、(3)の共有が、「リスク」があるので、オススメできないのです。
なぜか?
例として、子ども3人が相続して、共有していたとします。
その後、共有者が死亡すると、その方の持分(1/3)は、
ほかの共有者が引き継ぐのではなく、「亡くなった方の相続人」が引き継ぐことになります。
そうすると、共有者の数が増えたり、あまり交流のない親戚同士で共有したりすることになります。
そうなると、
- だれが管理するのか、
- 税金などの負担はどうするのか
また、いざ売却しようと一部の人が思っても、全員の合意を取り付けるだけでも大変でしょう。
そうならないためにも、いま不動産をお持ちの方!
ご自分の不動産を、将来どのようにしてもらいたいか(たとえば、だれに引き継いでもらいたいとか)を考えてみられてはいかがでしょうか?
そして、「遺言」というカタチにまとめてみませんか?
遺言は、何度でも書きなおすことができますので...
(2012.7.5 フェイスブックページの投稿を加筆修正)
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