「子どもいない相続、遺言が要」
と題する記事がありました。
なので、きょうは、遺言について。
遺言は、
- 年をとってから書くもの
- 財産が多い人が書くもの
と思ってはいませんか?
たとえば、写真の記事にあるように、
子どものいない夫婦は、お互いに遺言を書いておくことをおすすめします。
なぜか?
それは、夫が亡くなると、遺産はすべて妻のものになるわけではないからです!
この場合の相続関係は、
- 妻 2/3 と 夫の両親 1/3
- (夫の両親がすでに亡くなっていたら)妻 3/4 と 夫の兄弟 1/4
となるのです。
遺言で、
『すべての財産を妻に相続させる』
1.の場合も、「妻に残してあげたので、遺留分を主張しないでほしい」と書き添えておけば、親はその気持ちをくみ取ってくれるのではないでしょうか?
相続のことや遺言のことは、ふだんはあまり考えないことかもしれません。
でも、いつどうなるかは誰にもわかりません。
遺言は、ただ『財産を誰に引き継いでもらいたい』ということを書くものというわけではないと思っています。
わたし自身、何度か書き直しているのですが、付言事項として、家族それぞれにあてた手紙を書いています。
いつも書きながら涙ぐんじゃいます。
みなさんも、遺言を書いてみてはいかがですか?
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