タイトルにも書いたように、
最近、「成年後見」に関するニュースが、目につきませんか?
(わたしが気にかけているだけなのかもしれませんが...)
まずは、
「成年後見制度で選挙権制限は違憲…東京地裁」(読売新聞)
これは、「成年後見人がつくと選挙権を失う」とした公職選挙法の規定は、
参政権を保障した憲法に違反すると東京地裁が判断したニュース。
そして、国は、さっそくこれを改正するようですね。
「成年後見規定、今国会中に改正 東京地裁の違憲判決受け」(西日本新聞)
つぎに、
「成年後見人が着服、監督人の弁護士に賠償命令」(読売新聞)
これは、知的障害のある女性の預貯金を成年後見人の親族が着服したのは、
後見人を選任した家庭裁判所と後見監督人だった弁護士が注意を怠ったためとして、
国と弁護士に損害賠償を求めた訴訟で、
「後見監督人として必要な調査を一切しなかった」と述べ、
弁護士に損害賠償の支払いを命じたけど、国への請求は認めなかったという裁判。
成年被後見人の財産を後見人が横領する事件が多いので、
後見に「信託」を利用した制度も導入されています。
▼裁判所:「後見制度において利用する信託の概要」(PDF)
さいごに、
「成年後見取り消し直後、岡三証券の勧誘「違法」 高裁判決」(日経新聞)
これは、80代の女性が、認知症が改善し成年後見を取り消された直後に、
外国債券の取引を勧誘され損害を受けたとして、証券会社に損害賠償を求めた訴訟。
ここ最近、わたしの目にとまったものだけで、これだけありました。
---------------
▶おちいし司法書士事務所のホームページ
相続手続き、不動産の名義変更/担保抹消、会社の登記手続きなど
さらに...
下のボタンを押して、ソーシャルメディアで共有していただけるとうれしいです!
↓ ↓ ↓