きょうは、その関連で、戸籍の種類のこと。
ところで、戸籍には、
- 戸籍
- 除籍
- 改製原戸籍
日常生活で戸籍を取る機会は少ないかと思いますが、
たとえば、パスポートを初めて取るときでしょうか。
コンピュータ化された、いま現在の戸籍です。
それでは、『除籍』とは何でしょう?『改製原戸籍』とは何でしょう?
- 『除籍』とは、結婚、死亡、転籍などによって、その戸籍に入っている人全員が抜けた(除かれた)戸籍のこと。
- 『改製原戸籍』とは、戸籍法の改正によって、新しい様式に作り替えられる前の戸籍のこと。
最近では、戸籍のコンピュータ化にともなって改製されました。ちなみに、「改製」とは、つくりなおすという意味だそうです。
役場で戸籍などを取るときの手数料は、戸籍=450円、除籍・改製原戸籍=750円と異なります。(自治体のよっては金額が異なるかもしれませんが、だいたいこれくらいの金額だと思います。)
また、『除籍』と『改製原戸籍』は、原則として内容は変わりませんので、証明書としての有効期限はありません。
わたしは、自筆証書遺言とともに、「自分の生まれたときから結婚する前」までの戸籍は取ってあります。
相続の手続きをするとき、亡くなった方(被相続人)の、生まれてから亡くなるまでのすべての戸籍が必要です。
このことは、ブログでも何度か書いているので、ご存じの方も多いかもしれませんが、本籍地が遠方だったり、転籍を何度かしていると、戸籍の取り寄せは大変です。
わたしが以前の戸籍を取り寄せているのは、以前の本籍地が今の住所地ではないからで、自分が死んだときに、家族に戸籍集めの面倒をかけないようにするためです。
みなさんの中にも、本籍地が遠方の方はいらっしゃるかと思います。
お時間のあるときに取ってみてはいかがでしょう?
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